2013年4月24日水曜日

宮古島大会レポート(スタート~バイク編)

昨日に続いて、宮古島大会のレポートです。今日は、第1ランスタートからバイクフィニッシュまでをレポートします。


全員が予期していなかった、まさかのスイム中止→デュアスロンの混乱を経て、選手たちが前浜に集合してきた。6:20amからの混乱期を乗り越えて、選手たちの表情にもワクワク感が漲っている。

ビーチからバイクスタート地点まで移動した後、8:00am第1ランスタート!

初めの2kmくらいは、まさにマラソンのスタートのよう。前が詰まっているので、キロ6分程度でノロノロと進む。みんなどれくらいのペースで走ったら良いのか決めかねている感じ。そもそも第1ランが何キロかを知っている選手もほとんどいない。走りながら周りの選手たちで情報交換した結果、第1ランは6.5kmらしい、ということになった。
2kmを過ぎたころからようやく集団が少しずつバラけ始める。ペースを上げる人あり、下げる人あり。それぞれがだんだんとレースモードに入っていく。

以外と長く感じた6.5kmのランを終え、バイクスタート地点へ。スイムからと違ってランからのトランジットはあまり時間がかからない。スタートラインからバイクスタートまでの所要タイムは、トランジットを含めて 0°41'20"   キロ6分よりも幾分遅いので、ラン自体は大体キロ6分ほどか。

宮古島東急リゾートを出ると、いきなりの強風が行く手を阻む。向かい風がキツイだけではなく、横風に見舞われた時のバイクのフラつきは半端ない。今回のレースでは普段練習では履いていない65㎜のディープリム(コスミックカーボン)を使用しているため、ハンドルの取られ方がいつもの数倍。DHバーを握るクラウチングスタイルをキープすることが難しい。
スタートしてわずか2~3km、上地交差点を過ぎて間もなくの地点で、落車して手当てを受けている選手がいた。気を付けよう。

いつもの3kmスイム後と違って、第1ラン6.5kmの後は全体に差が大きくないようで、いつものレースより集団になりやすかった。特に今日は強風が吹き荒れているため、ついつい「あわよくば風を避けながら走りたい」という気持ちになりがち。
自分はトライアスロンのレース中ドラフティングをするのもされるのも嫌いなので、露骨にドラフティングする選手を見つけると、横について顔を睨んでやることにしている。そうすると大抵の選手はドラフティングを止めて離れていく。
ただ今日は、向かい風が強いのに加えて、いつもより選手全体の間のタイム差がないため、どうしても集団になりがちになってしまう。集団になっても、大抵の選手たちはなんとかバラけようと努力するが、強い向かい風のために速度差がつかず、後続につかれてしまい、結局また吸収される、というような展開が続く。

池間大橋の北行きは、まさに集団。ツールドフランスの最終日のような感じで、前にも後ろにも移動できず、流れに身を任せるだけの感じ。

池間島を折り返して向かい風になると、ようやく全体がバラけ、それぞれのペースで走ることができるようになる。

30km地点で1時間05分くらい。向かい風の中、このタイムなら上出来。

なにしろ風が強いので、池間大橋からの追い風区間のペースは速い。平地で40km/h近く、下り坂では60km/h以上で走ることができる。追い風区間だけは、なんだか自分が速くなった感覚を味わうことができた。もちろん自分だけではなく、周りのみんなも同じように速いんだけどね。

今年の東平安名崎のテッポウユリは、例年よりも開花状況が遅い感じだった。そして、灯台での折り返し地点での風の強さは本当にキツかった。気を緩めると落車しそうになってしまうほど。

海沿いから上野庁舎方面へと向かう坂道をクリアし、来間大橋へ。行きは強い追い風、帰りは強い向かい風。橋から前浜を眺めると、朝よりも海の状態は落ち着いているように見えた。「今ならスイムできかもね。」なんて話をしながら進む。

宮古島東急リゾート前で家族の応援を受け、2周目に入る。二女からは「ノッチより20分以上速いよ!」なんて情報をもらう。意識はしてないけど、やっぱりノッチには負けたくないなぁ。

2周目の向かい風区間は、疲労感を感じ始める。今回の補給食は「一口ういろう」を用意したが、いつもより食が進まない感じ。何となく胃に膨満感がある。あまり無理をして吐き気に襲われたりすると困るので、梅チューブを啜ったりして気分転換を図る。
おまけに池間島手前の110kmあたりから、2年前の宮古島大会の時に見舞われた左膝痛に似た痛みが出始めた。練習量の割には飛ばしすぎの感があるし、本当に痛くなると取り返しがつかなくなるため、ペースを落とすとともに、左右のペダルの加重比率を3.5 : 6.5ほどにして左膝の痛みが増すことのないように注意する。

いつも眠気が襲ってきてダレてしまう島尻集落からの単調なコースも、今回は強い追い風のためか、あまり退屈せずに走ることができた。とはいえ今年の春は最長でも90km程度しか走ったことがないため、120kmあたりからお尻(尾骶骨)あたりが痛くなってポジションが決まらなくなってくる。また上半身が凝り固まってくるため、後のランに備えて走りながらストレッチしたり、張っている肩や首ををモミモミしたり、腕をブルブル」振り回したりする。

そして、145kmを過ぎ、熱帯植物園方面へ右折した後、宿泊している「かたあきの里」の前を通ると・・・
自分を応援するプラカード!それも桑原選手のプラカードの上に掲げてくれている!
 

ありがとうございます!(^^)!テンション上がりました。

バイク区間のスプリット 5°31’51”  スタートから 6°13’20”
今までの練習量にも関わらず、強風の中でこのタイムなら、OKでしょ!

 

 




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