2013年6月11日火曜日

IRONMAN70.3セントレア_レースレポート

大会当日
4:00am起床
起床時体重62.0kg  体脂肪率17.7%
着替えて顔を洗う。物音で犬が起き出してきたので、犬の散歩を済ませる。空模様は薄曇り。朝焼けしている。予想したほど暑くない予感がする。
散歩から帰って、朝食。納豆とイカの塩辛で、どんぶりご飯。時間が早いので、食べられるだけ食べた。
6時に先輩の家を出発して、6時30分にはセントレアの臨時駐車場に着いた。バス発着場には長い列。15分くらい待つと、一気にバスが4台来て、新舞子へ向かう。約30分で到着。

RUNバッグやBIKEバッグを預託し、トイレを済ませ、ビーチへ向かう。
ウェットスーツを着てウォームアップ。
波はほとんどない。説明会では大潮の干潮へ向かうので、北から南に多少流れがあると言っていたいたが、流れもほとんど感じられなかった。透明度も思ったほど悪くはない。
宮古島で使用できなかったAqua Sphereのゴーグルも調子が良い。
ウォームアップを終えて、プレバッグを預託しすると、8:30のスタート時間になった。
エリートや第1ウェーブなどが、次々とスタートしていく。自分は第5ウェーブ。
第4ウェーブのスタート間際からスイムチェック開始。沖の方からのスタートを選択する。
エアホーンが鳴って、スタート。いきなり左足の中指と人差し指が攣る。足をなるべく動かさずに、橋にぶら下げられた矢印の旗を目印に泳ぐ。
ウェーブスタートなので、バトルはない。ただ、実際に泳ぎ始めてみるとやはり多少流れがあるようで、思ったほど進まない。
橋をくぐってスタートから20分くらい経過した頃、時計を見ると・・・しまった、スタートボタンを押していなかった(>_<)
折り返しのあたりで、今度は逆に右足の中指と薬指が攣る。左足より強く攣ってしまった。手で足指を反らせてみるが、治る気配がない。あきらめて攣った状態のまま泳ぎ続ける。
後半の方が泳ぎは楽になったものの、左方向への流れがあるようで、ヘッドアップを怠っているといつのまにか左方向に進んでしまっていた。フィニッシュ付近のコース取りもよくわからなくて、ずいぶん遠回りをしてしまったような気がする。
SWIM 1.9km 0:45'10"

スイムフィニッシュからバイクラックまで、結構な距離を移動してスタート。ウェーブスタートなので順位はよくわからないが、バイクはあまり残っていない感じがした。
観戦に来てくれた仲間の声援を受けて、テンションが上がる。橋を渡るとメインのストレート。メーターで38km/hくらい。やや飛ばしすぎかな、とは思ったが、風もほとんど吹いていないし、フラットなので、とりあえず36~40km/hくらいで巡航する。
往路復路ともに1車線ずつしか使用できないため、そしてフラットであるため、どうしても集団になりがち。先行する人をパスしたり、後方から45km/hくらいで追い抜いてくる速い人たちを避けたりしていると、どうしても集団に固まってきてしまう。
ただ、ドラフティングに対するマナーは、良いという印象を受けた。とくに自分の周りの選手たちは、20kmくらいからほぼ最後まで、10人くらいの人たちと抜きつ抜かれつの走行になったが、ドラフティングで走行することを良しとせず、どんどん前にアタックをかけていく人たちばかりだった。自分が前に出ても、1~2kmすると別の選手に抜かれ、またすぐ別の選手が抜いて行き・・・という感じで、結構気持ちよく走行することができた。
ラストの4周回目に入る。ボトルをもらって胸に差し込み、頭や体にかけながら進む。最後の折り返しを過ぎて、新舞子へ向けて南下する。オドメーターは85kmを超える。もう少しでバイクフィニッシュ。ランはどれくらいのペースで走れるかな・・・
・・・なんてことを考えながらペダルを漕いでいた。明らかに集中力を欠いていた。
前を見てはいたはずだが、目から入ってきた情報を分析していなかった。
・・・
・・・
その時の時速は約38km/hくらい・・・
前方の集団の速度が下がったことに気付かなかった・・・
・・・
・・・あっ!
・・・っと思った時には、自分のフロントタイヤと前方の選手のリアディレイラーが接触寸前だった。
慌ててブレーキをかけたが、遅かった・・・衝突した。
前の選手は、幸いバランスを崩さなかった。自分は衝突のショックで大きく蛇行した。
・・・
ブレーキをかけたまま、そのまま右にバランスを崩して・・・右側に思いっきり転倒した!
・・・
右ひじ、右肩と右後頭部を強く打ちつけた感触があった。頭部に大きな衝撃を感じた。
倒れたところに後続の選手が突っ込んできた。その選手が自分に衝突し、大きく吹っ飛んで転倒してしまった。
・・・
ショックを受けながらもとにかく立ち上がり、自転車を起こして路肩に寄せる。
・・・頭が痛い。体もあちこち痛い。
・・・ただ、体については痛みはあるものの、骨折などのリタイヤしなければならないような状況にはなっていないようだ。

後ろから突っ込んできた選手はと思って視線を向けると、彼はもうスタートするような素振りを見せていた。
「すみません、大丈夫ですか?」
と声をかけてみるが、無言。そのままテキパキと準備してスタートしていった。

・・・自転車を見てみる。ハンドルが20度くらい下がり、右に5度くらい曲がっている。チェーンが外れている。それ以外はタイヤも大丈夫そうだ。
・・・
チェーンをはめようとしてみる・・・はまらない。気が動転しているようで、チェーンを元に戻そうと試みるものの・・・戻らない。
・・・どうしよう・・・
と、周りの誰かが教えてくれた。
「メカニックそこにいるよ。」
ふと前方を見ると、メイストームの大西さんがおり、こちらに走ってきてくれた。
「・・・チェーンが戻らないんですけど・・・」
大西さんが、ものの10秒で元に戻してくれた。

お礼を言い、レースに復帰する。相変わらず頭は痛い。ハンドルが右に曲がっていて乗りづらい。フロントホイールもブレブレに振れてしまっている。ただ、走れないことはない。
落ち込んだテンションのまま、新舞子への橋を渡る。途中で観戦してくれている仲間に、「落車しちゃいました(>_<)」と報告して、進む。テンションが下がった分、スピードモ落ちてしまう。30km/h程度で巡航してフィニッシュする。

BIKE 90km  2:37'20"

バイクをラックにかけて、ランバックをピックアップし、RUNにGO!
と行きたいが、クラッシュで心が折れてしまったので、「走る」というよりも「様子を見ながら進む」というペースで走る。感覚としてはキロ7分くらい。何しろ頭が痛いのが気になるし、肩・ひじ・背中・右腰がヒリヒリズキズキする。
ランコースで観戦している後輩夫婦に落車したことを告げると、何と今朝一緒に車で来た先輩も落車し、先ほど救護室に立ち寄ったとのこと!
5分ほど前に通っていったとのことなので、前を追う。すると500mほど行ったトイレで先輩を発見!何でもボトルの水を脚に掛けていたら、蛇行してしまって中央分離帯の植え込みにダイブしてしまった、とのこと。彼の場合も後ろの選手が巻き添えで転倒してしまったそうだ。
今回のレースは、フラットな高速コースの割にコースの幅が狭かったので、かなりの落車があったらしい。
しばらく様子見のために歩くという先輩と別れて再び走り始めるものの、ペースは一向に上がらない。次々に後続に抜かれるものの、ついて行こうという気持ちが出てこない。4回目のレースでの使用となるNEWTONのフォアフット走法におけるメリットも、今回も実感できなかった。キロ7分ではフォアフット走法は無理だ。

そのままダラダラと走り、10kmを過ぎ、空港前島が見えてきた頃から、ようやく頭の痛みが気にならなくなり、「走ろうかなぁ」という気持ちが出てくる。さっき抜かれた選手を抜き返し、ペースを上げてみる。
体感的にはキロ5分よりは少し遅いくらいのペース。抜かれるよりも抜く方が多くなる。エイドごとにコーラを飲み、背中に差したボトルの水を時折頭や顔に掛けながら走る。
17km頃から、足首が疲れてきたが、ラストだ!と思ってペースを維持する。観戦に来ていた仲間とおしゃべりしたり、応援する子どもたちとハイタッチを交わしながら進む。
ゴール前の最後の直線、ゴールの50mほど手前で、家族が応援に来てくれていた。4才の息子とハイタッチしてからゴールへ向かう。

RUN 21km  1*58'27"

ゴール!
SWIM     1.9km   0:45'10"
BIKE    90.0km    2:37'20"
RUN     21   km    1:58'27"
TOTAL(トランジット含む) 5:32'51"

家族と、それから先にゴールしたりリレーのスイムに出場したりした仲間と合流し、お互いの健闘をたたえあう。完走証発行も、Tシャツ引き換えも、プレバッグ受け取りも、長蛇の列(>_<)。これについては改善の余地があると感じた。
 

仲間や先輩たちのゴールを迎えた後、着替えてバスに向かう。今回は自分も先輩も落車してダメージを負ったため、パーティーには出席せず、帰宅することにした。
バスに乗ってセントレアの臨時駐車場に戻り、バイクとトランジットバッグを受け取って帰路につく。

帰宅後、ヘルメットを確認すると、インナーの発泡素材がものの見事に粉々に砕けていた。
 

このおかげで、頭部への衝撃を最小限に抑えてくれたんだ、とヘルメットに感謝した。
ヘルメットさん、身代わりになってくれて、ホントにありがとう。

レース観戦後、めんたいパークを見学して帰ってきた家族と、英検の試験を終えた中三の二女と合流して、外食。生中を一杯いただく!(^^)!。
帰宅後、鼻をかむと鼻血が出た。さらに痰がからんだので咳をすると、のど奥から血の塊が・・・(+_+)ヘルメットのおかげでこの程度で助かって良かった。

今回のクラッシュでの負傷
打撲(アオタン)箇所:左足首、右足脛、右足ふくらはぎ、左足脛、右腰背中、背骨第五腰椎付近、左腰背中、胸の中央部、右側後頭部
挫傷(アカムケ)箇所:右足くるぶし、右腰(こぶし大)、右ひじ(指の丸印大)、右肩背中(手のひら大、ひどいところは指の丸印大)

とにかくこの程度のケガで、本当に良かった。入浴(といってもしみるので湯船にはつかれなかったが)後、患部を消毒して、大きなバンドエイドを貼り付け、痛くなってきた左足首に湿布を貼って就寝。ひどいケガでなくて良かった。
 



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