2017年9月4日月曜日

(今更ながら)第33回宮古島大会の出場を決意するまで


今から約1か月前の3月末時点において、自分の中での「宮古島大会参加可能性」は、およそ20%だと思っていた。つまり、心の中では「行くのはやめよう」と考えていた。

仕事では、4月からの異動が決まり、大会の前の週に大きな仕事も入ってしまった。もちろん3月末時点で、練習は満足にできていない。
DNSと決めれば、予約してあるエアチケットや宿泊先はキャンセルすればよい。大会は来年も再来年もある。トレーニングができていないのに無理して今年出場する必要もない。そう自分に言い聞かせていた。





実は、以前にも宮古島大会においてDNSを選択したことがある。
2015年の宮古島大会前の2月初めに、我が家の老犬の腰が立たなくなり、寝たきりになってしまった。犬の食事や下の世話などの老犬介護が必要になったため、DNSを選択せざるを得なかった。
その時は止む無くDNSを選択したものの、心の中でホッとしている自分もいた。2105年も思っていたようなトレーニングはできていなかったので、大会参加へのプレッシャーが大きかったからだ。


一度DNSを経験してしまうと、それが逃げ道に見えてしまうことが、今回身に染みて分かった。
宮古島トライアスロンを完走するためには、12月から3月までの寒くて日の短い時期にトレーニングを積むことが必要となる。毎日少しずつトレーニングを積み重ねていくことで、完走がイメージできていく。
ところが一度DNSを経験してしまうと、ネックとなるのは金銭的なメリットデメリット検討だけ。「払い込んでしまった参加費がもったいない」と考えるか、「こんな練習量ではどうせ苦しいレースになるだけだから、参加費は捨ててしまってもいい」と考えるか、どちらか。

2015年は、老犬介護という大義名分があったので、自分の中であまり後悔はなかった。それに対して今回は、言い訳する理由がない。DNSの理由は、ただ一つ「練習不足」。そんな理由で出場を取りやめると、多分必ず後悔する。

 今回は、それに加えて、子どもたちからの「走ってよぉ〜!宮古島に連れて行ってよぉ~!」というプレッシャーもあった。


長女(社会人二年目)は、仕事を休むことができず、もともと同行する予定はなかったが、大学1年生の二女は、宮古島に行きたくて仕方がない感じだった。(といっても、大学の授業の都合で同行することはかなわなかったんだけどね)
なので、3月の後半からは、「パパ、練習できてないけどレースは出るんだよね?」「どんなとこに泊まるの?うわ、すごいいいじゃん。プール付きじゃん^_^」「宮古島行ったら●●を買ってきてね」などのプレッシャーがすごかった。
小3の長男もだんだんと自分のスケジュールを自分でも把握できるようになってきたので、「パパ、4月の21日と24日は、学校お休みしていいんだよね?」、「どっちでもいいけど、どっちかといったらボクは学校より宮古島に行きたいなぁ。ダンスの練習は休むことになるけど、自主練するから。」なんてプレッシャーをかけてくる。
小3の息子にとって、前回の宮古島は3年前、つまりまだ保育園の時。遠い過去。宮古島は今までに何度も訪れているので「楽しい」というイメージはあるものの、小学生になってからは行けてない。ということは行きたい場所!

そうなると、我が家全体のムードとしては、行くのが「当たり前」で、トレーニング不足を理由に「行かない」という選択が取れない雰囲気になってきてしまう。

職場でもスタッフが、「この日は休みたいとスケジュールが入っていますが、どっちですか?休まないなら打ち合わせ入れちゃいますよ。」としつこく聞かれるので、ついに「休む」と答えてしまう。

そういうわけで、結局トレーニング不足でも強硬出場しよう!と、ようやく決心した。



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